
ビジネスでもプライベートでも人間同士の交流は避けられません。これは日本人同士だけでなく、外国人との関係にも同じことが言えます。

コミュニケーションは常に発生するしね。
とかく難しいのが男女間においての交流で、男女の場合は単なる友情を超えて恋愛感情が芽生えることも多く、交際に発展することもあるわけです。
それでも、男女間において交流と交際は全く異なる概念でありながら、当方的には紙一重なものと認識させられることも多々あります。



何だか奥が深そうだね。
しかし、なぜこのような状況に陥ってしまうのでしょうか?ここでは、相手の心をキャッチしにくくするいくつかの盲点について見ていきましょう。
相手を肯定するコミュニケーションができていない


よく女性は、話を聞いてくれる人が好きということはどこかで聞いたことがあるでしょう。多くの男性はこのことは理解されており、女性とのコミュニケーションにも意識されている方も少なくないはずです。



共感して欲しいっていう感じかな。
多くの男性はただ単に耳を傾けるだけで、相槌を打つだけで終わってしまうのが常ですが、それでも、せっかくの女性との交流で、何か気の利いたことを言わなければいけないと強く意識する男性も多く、ついつい意見具申してしまう状況もあります。
しかも、その内容も【僕はこう思う】や【そうかな?】など、結局は相手の意見を肯定していない発言ばかりで、これでは良い関係を築くには程遠いと言えるでしょう。



男性は沈黙するのが怖いのかも。
知り合って間もないのに相手に好意を伝えてしまう


よく一目惚れと申しますが、だからと言って、交流しはじめの段階でいきなり明確な好意を伝えることや、告白するような行為は間違ってもやってはいけません。
前触れもなく、いきなり告白してしまうことは、双方に2つのマイナス作用を生み出してしまうのです。
焦燥感
ほとんどの女性は、男性との関係をマイペースに発展させたいと考えます。なぜなら、自分に良い影響を与えてくれるかそうでないかは、すぐには判断できず、物理的に時間をかけていくしかないからです。
しかし、男性は相手の女性との関係性を急いで発展させようと焦ることも多く、そのことが女性にとってプレッシャーに感じたり、男性の印象をむしろ悪くさせたりもします。



男性の焦りは顔に出るから面倒。
一般的に、女性は複数の男性から言い寄られますので、いきなり告白をする男性は心に余裕がないと判断してしまうでしょう。
嫌悪感
そして、好意をいきなり伝えることは、相手に出来るだけ早く答えを欲しいという催促にも感じられます。
ただ、多くの女性からすると思いにいきなり応える気持ちはないので、素早く回答を伝えるということはほぼあり得ません。



急いては事を仕損じるということ。
同時に、ハッキリ伝えてしまうと男性を怒らせるかもしれないという気持ちも芽生え、結果的に知らないうちに男性への嫌悪感もじわじわと芽生えてしまうのです。
このように、タイミングの速すぎる好意の伝達は、男性側にとっても何のメリットもないことが分かります。
最初からプレゼントや変な気遣いをしてしまう


これは年齢を問わず、多くの男性がやってしまうことです。男性によっては初対面で花やプレゼントを持っていく人もいるくらいで、これはちょっと大げさではないでしょうか?
大人はよく子供に、知らない人から何も受け取ってはダメと言い聞かせるもの。ところが、なぜか大人になると知らない人にプレゼントを贈られても、ロマンチックだと思い込む人もいるのですから不思議です。



いきなりプレゼントは怖い。
男性の立場で、いきなり相手の女性からプレゼントをもらう状況になったとしたら、多くの方がまずこの女性を疑ってしまいます。
通常は、中に何か変なものが仕組まれているのではと考えてしまうはずですし、女性であれば、より警戒感を抱いてしまいますので、男性の思いを押し売りのように認識してしまうでしょう。



少し耳が痛いな。
先述の好意を伝えることとも関連しますが、女性は自分が好意を持っている人からプレゼントや気遣いをして欲しいのであって、会ったばかりの人には何にも望んではいないのです。
色気を交えたコミュニケーションに乏しい


男性が好きな女性とのコミュニケーションでとにかく意識しがちなのがこれです。いわゆる、多くの男性が【良い人】で終わってしまう負のスパイラルの元凶と言っても良いでしょう。
なぜ、女性は男性に良い人だと感じてしまうのか?それは、ずばり男性だと認識されていないからになります。男性なのに、なぜか男性とは見てもらえない。これは男性にとって、ある意味残酷で屈辱的なことです。



良い人って表現は便利だけど残酷かもね。
しかし、実は、こうなってしまう男性には、1つの共通点が見られます。それは、男性視点で相手の女性を褒めていないという部分、つまり、本来、男性が好むはずの色気のあるテーマをコミュニケーションに取り入れていないということです。
少なくとも、相手の女性に対して、自分が男性としての目で見ていることを理解させないといけませんが、そうは言っても、ダイレクトに露骨なことを言ってしまっては明らかに嫌われます。
よって、【君のこういう部分は男性から見ても可愛い】や【多くの男性があなたのこのようなところが気に入っている】などちょっと微妙で遠回しな視点で言いましょう。



さりげなく伝えるんだね。


いずれにしても、すでに述べた相手を褒めることの基本がここでも実践されなければならず、男性として相手の女性を理解しようとする意志をコミュニケーションで自分なりに発揮してください。
異なる女性とコミュニケーションを取ろうとしない


男性は女性よりもピュアです。一般的に、多くの男性は理想の女性が現れると冷静さを失い、その女性にしか目がいかなくなります。その結果、他に出会った女性とのコミュニケーションを大事にしない状態へと変わるでしょう。



1人の女性を意識しすぎるのは良くないね。
それでも、男性の中には、理想的な女性がいるのなら、その女性に絞っても構わないじゃないかという意見もあろうかと思います。
しかし、問題は、その相手の女性と出会ったばかりの場合、自身に好意を持ってくれている確率は大変低いということ。
仮に多少の好意を受けていたと感じたとしても、明確な意思を受け取っていない場合はすべての具体的行動が時期尚早だと言えるでしょう。



いろんな女性に接することが重要ね。
すでに述べたように、心に余裕のない状態では、交際に至りにくい行動を無意識に採るようになり、結果的に関係が消滅してしまうことになります。
まとめ
何とかして好きな女性を振り向かせる、そんな意識を持つ男性は今でも相当多く存在します。これ自体は何も悪いことではないのですが、問題となるのはその方法とタイミングでしょう。



女性との関係性を常に見極めないとね。
実際、良い関係はじっくりと構築することが必要で、それだからこそ、結果的に相手の好意も認識しやすくなるのです。そして、じっくりと育んだ関係は、簡単には壊れにくくなります。



鉄は熱いうちに打てばいいわけではないんだね。
また、表面的に一時的に相手の心をキャッチするというよりも、良い関係がいつまでも継続できるようなコミュニケーションを目指し、双方共に納得のいく楽しい男女関係を見つけていきましょう。