
男女関係における愛情表現である「告白」。日本人は告白という流れをかなり重要視するもので、そのほとんどは男性が女性に対して行うイメージがあります。
しかし、いろいろな男女を見てみると告白によって関係スタートしたのかと言えば、告白は一切していないという男女も少なからず存在するのです。

僕はこれまで告白ばかりしてきたよ。
海外に行きますと、むしろ告白なんかしないのが普通で、告白そのものがそれほど重要視されていないと認識されているのかもしれません。



それって何となく分かる!
率直に申し上げますと、当方も「告白しない派」の1人。そもそも、女性に好意を伝える必要性すら感じなくなりました。今回は、告白を伴わない男女関係について詳しく触れていきましょう。
本記事で理解できること
1.男女関係における男性側からの告白の持つ弊害
2.告白よりも男女関係をよりいっそう深める行動
3.女性からの告白を受けて取るべき男性の方向性
男女関係における愛の告白の弊害
当方の個人的な意見ですが、基本的に告白という行為には意外に見えない大きな弊害があると思っており、それ故に女性には告白せずに関係を維持しています。
なぜそのようにするようになったのかについては、自分にも思い当たる部分はありますが、少なくとも今までの恋愛や男女コミュニケーションの経験を通じて最終的にそのような結論に到達したのは確かです。



告白ってあまり良くないのかな?
男性の中には、女性に告白する行為を「負け」と認識する人もいて、逆に言うと一般的に「告白される」側の立場である女性は常にこういう認識をしていることが多いとされます。



男性にも女性にもいるね。
ここでは、日本人が異常にこだわりがちな「男性から告白すること」が抱える弊害をチェックしてみましょう。


急速に関係が冷却する
告白によって意外に発生しやすいのが、その後に急速に感情が冷めてしまうこと。これは、当方が実際に経験したことですが、明らかに相手に好意を持った上での告白であったのに、関係性が相手に認知された途端に冷めてしまったのです。



そんなことってあるの?
今思えば、告白するという行為が最終目的になっていた感があり、相手のことを本気で好きでなかった可能性もあります。
このようなケースは、ターゲットの女性が少ないほど発生しやすいと分析しており、関係構築までに時間がかかりすぎることもあるため、いざ構築してしまうとその後の関係継続に異議を見出さなくなることも大きな要因かもしれません。



でも、告白された男性にすぐ冷められるのは辛いね。
このメカニズムは、1人の相手から嫌われたらどうしようという精神状態が存在することも大きく、関係構築した途端にその安心感から来る反動により、関係そのものに興味がなくなっていく部分もあるでしょう。
平等な関係が崩れる
男女関係というのは本来平等であるべきと言われることも多いですが、実際のところ、告白によってそれが崩れてしまう場合も多いもの。
告白は、好意の伝達であるのはもちろん、同時に相手に迎合する行為でもあると言われ、告白そのものはごく自然な行為であるのにも関わらず、本来あるべき平等な関係性が失われることは珍しくないでしょう。



告白って自分の弱い部分を見せる行為なのかも。
本来、女性は結婚や出産も考慮することが多いので、男女関係においてはやはり不利な立場になりがち。そのため、女性から告白すれば、女性が本来求める生活の安定した中でのロマンチックな関係というのは意外に実現しにくいと言われます。
このような流れからすれば、男性からの告白は大変合理的なもので、結果的に関係に平等性をもたらしやすいというのはあながち間違っていません。



今は独立した女性も多いしね。
そのため、男性が不利な立場にならないために告白をしないようにするというのは1つの方向性であり、個人的には男女を問わず、告白がなくとも今の関係を直感で楽しむことで、バランスの良い関係性が自然に育まれると感じます。
新しい出会いが減少する
また、特定の女性に告白してしまうことは、その人しか見えなくなってしまう恐れがあります。つまり、相手をこれだけ好きなので、他の人に言い寄るのは申し訳ないとか、あまり良くないのではないかという変な倫理観が芽生えて出会いを自ら少なくしてしまうのです。



僕もこんな傾向だよ。
日本人の男性は特にこのような傾向を持つ方が多いようで、関係性も構築しておらず、なおかつ不安定要素も多い状況なのに相手の女性に変な妄想を描くこともあるのではないでしょうか。



男性はもう少しオープンでもいいのでは。
我慢できずに告白したことで、自分の中で何かのロックがかかってしまい、スムーズな関係性の構築が困難になってしまう人もいるくらいです。
基本的に出会いに恵まれている男性は女性との出会いを常に作っている状態であり、また、自らが告白することは決してありません。それは、告白することで女性運が大きく悪化することを強く認識しているからになります。
愛の告白よりもさらに重要なこと
特に日本人に多い傾向として、勇気を持って告白の末に恋愛から結婚に至ったものの、いつも一緒にいるのに距離感ができてしまい、いつの間にか離婚に至ったというパターンです。



日本人の離婚って泥沼が多いって聞くよ。
日本人が好きな「ケジメ」という概念で言えば、結婚式にて皆の前で結婚宣言として相手に「告白」することも同じようなものですが、残念ながら一生沿い遂げられる男女は急激に減ってきております。



そうそう!「告白」って何なんだろうね。
離婚には多様な原因があるにしても、やはり日本人は最初の告白以上に重要なことを棚に上げている状況によって、関係破綻を引き起こしているのは間違いなさそうです。
そんな中で、お互いの関係をより良くしていくために、告白よりも重要視しなければならないことは何でしょうか?


絶え間ない程よいスキンシップ
日本人に特に多いと言われているのが、スキンシップの欠如です。いわゆる、手を握ったり、抱きしめたりといった一般的な愛情表現です。



スキンシップって意外に難しいよ。
しかし、日本人の男女関係における急速冷却の大きな原因として、年齢を重ねるごとにスキンシップを失っていくことは意外に認識されておらず、その重要性を意識しているカップルは少ないとされます。
日本では、文化的に他人に見せつけるようなスキンシップは下品に映ってしまうこともあり、積極的になることができない人もいますが、かと言って欠かしてしまうと、お互いにとってあまり良い状況にはなりません。



スキンシップは暗黙の了解が大事。
これは、公の場所であるかどうかを問わず、いくつになっても自然に相手に程よくスキンシップできるかが重要で、それを長期的に継続することで密接な関係を維持できるのです。
普段からの思いやりのある行動
日本人は結婚相手の女性を「奥さん」「家内」など呼び、女性に対して奥ゆかしさを以て定義付けてしまいます。



確かに男性的視点だね。
それどころか、女性を格下に扱って言うことが、日本男性の伝統的な会話手法の一部であると捉える風潮も過去には存在しており、外国人から見るとかなり変に映ったものです。



パートナーを悪く言うのは時代に合わないね。
長く続く男女関係って結婚・未婚いずれにも言えることですが、やはり相手への思いやりを言葉でけでなく行動として示すことが重要でしょう。しかし、いまだに昔ながらのやり方で女性に接する男性も多く、無意識のうちに女性を傷つけていることもあります。
思いやりと言っても堅苦しいものは必要なく、花束を送ったり、健康に対するアドバイスをしたりと、常に相手を気にかけておくことが重要なのです。
艶のある他愛もない愛情表現
さて、最初に触れたスキンシップと同じように、男女関係にとても重要なのが色っぽさのある言葉の愛情表現ではないでしょうか。



これも日本男児は下手だよ。
よく、いつまでも「空気のような男性」と居たいという女性もいますが、そのような男女関係であればなおさら長続きしにくいです。



そんな女性あまりお勧めしないよ。
やはり、堅実な男女関係はお互いを男女として意識するために、相手の女性には「今日もキレイ」「今日も可愛い」などの艶のある言葉を常に相手に投げかけ、一緒にずっとい続けるための理由を持ち続ければなりません。
言葉の威力は極めて大きく、誉め言葉は女性を笑顔にするだけでなく、精神衛生上もかなり良い影響を与えてくれます。



僕も試してみよう!



できる男性とできない男性の差は大きいよ。
所詮人間は、誰かに認められて生きがいを感じるもの。特に、男女間であれば相手に異性として見られていないと関係の維持が無意味に感じていきます。
特に、女性がキレイに年齢を重ねていくためには、男性からの日常的な言葉による愛情表現は大変重要になってきますので常に意識しましょう。
積極的に2人で行動する提案
毎日一緒にいる相手でも、明らかに物理的距離が近いのにも関わらず、心の距離が次第に離れていくケースもあります。これは非常に悲しいことです。



僕はまだ経験不足だな。
現時点でお互いの物理的距離が遠い状況では、心の距離を近づける努力をすることで関係性の向上は十分に図れます。その一方で、既に毎日一緒にいる状況になると、より積極的に2人で外出するなどして心の距離を縮める努力が必要です。



いつも一緒にいるからより努力が必要ね。
同棲カップルであれば、相手がいてからこそ生活が成り立っている状況も多いことから、関係維持のために「一緒に何かをする」という意識を持ち続けていなければなりません。そして、2人で親密な行動をお互い提案するように常に歩み寄ってください。
相手の家族への深い思いやり
多くの国において、男女関係は決して本人同士だけの事情にとどまりません。つまり、2人の関係性において、少なからずその奥にいる家族との関係性も考慮することになります。
相手の家族も2人の関係に敬意を払ってくれているとすれば、本人たちもお互いの家族に敬意を払うのはごく普通のことだからです。



今の時代は特に重要な気がする。
男女関係の破綻の大きな原因の1つに、お互いの家族の理解が得られないことはご存じでしょう。もちろん、相手家族との相性もあるでしょうが、それ以上に深い思いやりを持って接していないことも重要な要因となります。



国際結婚であればなおさらね。
日本人と外国人の結婚も決して珍しくない今の世の中。日本を基準に据えて考えがちな日本人は、特に結婚で思わぬ落とし穴にハマりやすいのです。
愛の告白がなくても長く続く2人の関係
告白もしていないのに始まる男女関係が多い状況であれば、その結果として長く続く一生ものの関係になることだってあります。



それがやっぱり自然ね。
しかし、このような傾向は告白ありきで考える男性にとって、目から鱗が落ちるようなことかもしれません。実際、世の中のいわゆる「モテる男」は、告白をしないで女性と良い関係を続けていることがほとんどです。



すごく耳が痛いな。
多くの女性と同時に付き合って、その中から自分に合った女性を最終的に選ぶ。この概念を自分のポリシーとして、このようなモテる男たちは純粋に実践しているのでしょう。
ここでは、愛の告白のない関係であるのにもかかわらず、彼らが女性と長く関係を続けられる重要な要素を見ていきます。


行動で示されると告白はどうでもよくなる
論より証拠という言葉があるように、女性に対しては行動で示すことが一番です。多くの日本人は、告白が成功したから一緒に居ることができると大きく誤解しています。



僕も誤解しているよ!
つまり、実際は2人でいることが楽しいから、自然に男女関係を構築して一緒にいるだけなので、結論から言えば男女関係の始まりに告白は全く必要ありません。むしろ、相手が好きなことや一緒に楽しめることを集中して考えるべきです。
一緒に居て楽しいと思える相手と接している時や、コミュニケーションがなぜかとても弾む女性に巡り合えた場合、いつ告白しようかとか考えるでしょうか? 少なくとも当方は、そのようなことは一切考えません。
この点は、女性の立場からしても同様で、自分とフィーリングの合う相手であれば、告白してくれなくても大丈夫なわけです。そして、この場合、男性側に精神的余裕が備わっていることも多いでしょう。



フィーリングが合うだけでOKね。
新たな出会いがあった場合、何も言わずに関係を求めて結果的に楽しくなるのが本来の男女としての姿であり、告白については放置しておいてください。
2人で過ごした時間は変えられない
告白そのものが無意味なものであるとは必ずしも思いませんが、もっと重要なことは2人で過ごす楽しい時間を先に作ってしまうこと。なぜなら、告白して構築する関係よりもよほど堅実なものが得られるからです。



すぐ終わる関係こそ無意味だ。
一旦作ってしまった楽しい時間は決して誰にも変えられませんし、女性もそのことを将来の自分へと置き換えながら妄想を膨らませていきます。
つまり、男性が相手の女性にとって長く一緒に居られる存在だと認識されるようになれば、2人の関係に理屈がいらなくなっていく形です。



ここを意外に男性は理解しないのよね。
告白をしようと考えるだけでは、いろんな時間をかけて気を揉んでも上手くいかないことばかりです。それよりも、女性の中に深いイメージを植え付けられるよう、できるだけ2人で楽しく過ごす形を作り上げるように努力しましょう。
お互いにも分からない心地の良さ
一般的に、男性は昔の思い出を記録にずっと残すと言われ、反対に女性は思い出をどんどんアップデートすると言われます。これが、失恋すると男性は立ち直りにくく、女性は立ち直りやすいと言われる所以です。



僕が彼女を見つけられないはずだよ。
よって、女性が基本的には現状の相手との思い出を最重視し、それが心地良ければ良いほど相手を正当化する傾向にあるでしょう。まあ、当然ですが。



そのほうが楽からね。
なぜか分からないけど一緒に居るのが心地良い。そんな感覚は男女ともにあるはずです。特に、女性はその心地良さをできるだけ長く維持したいという思いが男性以上に強く、この状況は男性にとって悪いことではありません。
ここまで行くと、関係構築においては、もう何も心配するべき部分は残っていないはずなのですけど、男性によってはそれでも告白ありきに考えてしまう方もいます。
女性から告白された時こそ自分の告白の時期
告白は関係スタートのための号令と認識する人が多いようですが、当方に言わせれば、告白はむしろ現在の関係の確認作業に近いように思えるのです。



奥が深いね。
実は以前、告白をせずに一定期間女性と楽しく過ごした後、ある日突然、相手の女性から「私たちってどういう関係なの?」と訊かれたことがあります。



これは女性ならよくあることね。
既に述べてきたように男女関係において既成事実を作ってきた状態の中で、女性には現在の関係について深く考えたくなる時期があるということです。これは、女性自身にとっての現在の状況が、決して悪くないからこその思考に至ると考えられるでしょう。
ただ、その前に、女性の告白が持つ大きな意義について、男性として詳しく理解しておくことを強くお勧めします。


女性が告白してくる大きな意義は?
女性が男性に告白してくることは、基本的に大きな意義を持ちます。よほどの覚悟であることは間違いないですし、相手の男性がとても好きであることはもちろん、関係に満足していながらもモヤモヤとした気持ちを抱いている状況にある証拠でしょう。



女性からの告白って想像つかないよ。
ただ、女性は男性が考えている以上に強い生き物ですので、告白してくる時は、明確な答えを求めることがほとんど。そして、男性のどんな答えに対しても受け入れられる度量を備えています。



まあ、私もそんな感じかな。
よって、ここで重要なのは、女性の告白に決して曖昧に答えるようなことはしないこと。ここで曖昧な態度で臨んでしまうと、それまでの印象が崩れてしまい、女性の気持ちが一気に離れていく可能性さえあるのです。
もっとも、1人の女性に絞っていない男性であれば精神的余裕が十分あるでしょうし、明確な答えが自ずと出てくるはずでしょう。
後付けによる男性告白の役割とは?
相手の女性からの告白に応える形の「後付け告白」ですが、2人の関係性において非常に大きな役割を担い、基本的には女性からの愛情確認に対する追認の性格を持つもので、相手の女性に後付け告白をすれば、女性の結婚意欲が急激に増していくのは確実です。



ここまで行くのが僕には難しい。
また、実に不思議なもので、たとえ出会いがあっても、今後は結び付かない出会いばかりになりやすいので注意すべきです。



縁って本当に不思議ね。
そのため、最初の女性の告白の話と少し被りますが、男性が相手女性の告白に応えられない場合、ネガティブでも率直な気持ちを後付け告白としてきちんと返すべきです。それほど、この後付け告白は、重い存在であることを理解しておかねばなりません。
男性告白で女性からの独占欲も強く
さて、逆に男性からポジティブな内容で後付け告白をする場合、女性に対して大きな影響を及ぼしますことがもう1つあります。それは、女性の男性に対する独占欲が強まることであり、それもかなりレベルの大きなものになるでしょう。



女性の独占欲はものすごいと聞くけど。
男性が今まで付き合いの中で告白をしてないことで、一部の女性は自身の惚れた弱みで男性にずっと接してきた人もいます。
男性からの追認とも呼べる告白はそのモヤモヤをすべて解消してくれることになり、女性を抑圧していた精神的なわだかまりを解放することに繋がるわけです。
そのため、モテる男性はこのような状態であっても、他の女性とのコミュニケーションや触れ合いを決してやめようとはせず、精神的な余裕を維持しようとする人も多く、それは、長く愛される男性となるために絶対に必要だからです。



精神的に余裕のある男性はいつも素敵ね。
まとめ
総合的に見て、男性からの告白はタイミングが重要となり、焦った告白はとにかく禁物です。むしろ、しない方が女性との関係性が良好に維持されていきます。そして、今までの内容をシンプルな流れにまとめますと、以下のとおりです。
まず、さまざまな女性と一緒に過ごすこと。ネット上のSNSコミュニケーションから発展させて、実際に会って触れ合う機会を多く持つことが重要になります。
女性自身もなぜだか分からないけど、なんかいつもこの男性と一緒にいるという感覚は非常に大切。一緒にいることが当たり前になっているということは、つまり、女性にとって、ある程度心地がよいからです。
基本的に、相手女性からの告白を特別意識する必要はありませんが、告白が来たということは少なくとも自分に好意を持っていると判断していいでしょう。これをきっかけに、より深い関係に入りやすくなります。
そのため、相手が何らかのサイン(告白や関係性の確認など)を示してくるまでは、いろんな相手との同時進行を続けていくべきでしょう。
今まで女性との付き合いでなぜか失敗することが多かった人は、この点を特に注意して女性と向き合ってみると良いでしょう。やはり、男性であれば女性から告白されるように自分を高めていきたいものですね。