
自由を求めて海外生活。そんな日常を頭に思い描かれる人も多いでしょう。しかし、思い切って海外に行ってしまったは良いものの、理想的に事が運ばずに酷い目に遭って日本に戻って来てしまったというケースは実に多いものです。

そういう日本人も多いですね。
それでも、当のご本人はどこに非があったのか見当もつかず、モヤモヤとした気持ちを押し殺しながら、日本がやっぱりいいやと思いながら納得してしまっているのではないでしょうか?



海外では良くある話ね。
ここでは、日本人が海外で生活する上で、トラブルや面倒な出来事に巻き込まれないよう、どのようにふるまっていくかという視点でお話をしましょう。
海外生活にて日本人に求められる振る舞いの注意点


日本人は環境に慣れるまでは慎重ですが、一旦環境に慣れてしまうと羽目を外しすぎと思われるほど極端に大胆に変身することもあります。
もちろん、日本人として行き過ぎた行動はしてはいないものの、現地で生活する際にはどうしてもバランスが取れていないという面が見受けられるかもしれません。その場合、ここで紹介する10つの注意点を再確認してみると良いでしょう。
1.時間は早すぎず遅すぎず遵守する
日本人は時間に厳しいという意見は多くの外国人が声をそろえて言うほどですが、日本人の当方でも一部の日本人の時間に対する極端な行動には大変呆れかえることもあります。
もちろん、時間を守る行動は大変良いですが、約束の時間の2~3時間も前に来られてしまってはあまりにも迷惑。



これはちょっとやりすぎです。
なぜなら、外国人の時間的概念は、時間が間に合いさえすれば100点満点であり、出勤などはギリギリまでは仕事に関係のない時間だと見なすからです。
もちろん、お勤めの会社によっても事情は変わってくるのでしょうが、この時間の感覚の違いにより、現地人と接することに対してストレスを感じるようになってしまうこともあります。



心に余裕を持たないと海外生活は無理そう。
日本人としてのメンツを守るだけであれば、自分自身だけが早すぎず遅すぎずに到着すれば良いだけで、もし相手が遅れたとしても笑って済ませるような寛容さを持ち合わせましょう。
2.日本語を使って大きな声で喋らない
日本での生活が比較的慎ましいというか、普段から感情を押し殺した生活を強いられることも多いのが日本人です。
その反動により、一旦海外に出てしまうと声も大きくなり、かなり大胆になっていくのがよく見られる光景でしょう。しかし、海外の街角で外国を大声で上げてしまうのはご自身の安全のために決して良くはありません。



大声で話すのはどこにいてもリスクです。
外国語を話せばその人が外国人だと分かってしまうこともあり、外国人は金持ちだという固定観念のある国民性を持つ国であれば、おのずと生活における安全性に悪影響を与えてしまいます。



心に余裕を持たないと海外生活は無理そう。
また、特に日本人はお酒が入ると、普段からのバイアスが崩れて人格が変わったようになることもあり、この際の大声による日本語は大変高い安全性リスクを持つのです。
3.見知らぬ現地人と安易にお酒を飲まない
そのお酒ですが、現地人との交流には欠かすことができない場合もあります。ただ、ご承知の通り、トラブルの元にもなりやすいがお酒です。



日本人はお酒でトラブルに遭いやすいです。
特に、知り合ったばかりの現地人とのお酒の席では、睡眠薬などを入れられて、防犯上不利な状況に貶められる危険性だってあります。
これはお酒に限ったことではなく、市販されている通常の飲料水なども同じことで、見知らぬ現地人から飲食物を受け取って摂取する行為は絶対にやってはいけません。



親切にされるときも危ないね。
4.慣れない場所に1人では行かない
海外生活に憧れるきっかけとなるのが一種の冒険心ではないでしょうか?どこに行くにも1人で行くことに快感を覚えやすい人になると、大勢が集まる観光地などはとても物足りなく感じるものです。
このような方は、旅人の習性を大いに発揮するようで、誰も行かないような場所に行くことを好み、それが達成されることに喜びを見出すタイプかもしれません。



バックパッカーにも多いタイプです。
そして、時として、現地人さえも行かないような危険な場所はもちろん、少しでもインスピレーションを感じれば入りたくなるような廃墟などは、彼らにとっては格好のターゲットとなるでしょう。
それでも、彼ら自身もそのような慣れない場所でトラブルに遭っても、十分に対応できるほどの判断力や実行力を持ち合わせているわけではありません。そのため、一般的に現地人さえも行かないような場所はもちろん、日本でも一般的に行かないような場所には足を運ばないようにするのが無難です。



トラブルに巻き込まれたら終わりだしね。
また、滞在する国によっては、ちょっとのことで警察沙汰になる場合もあり、現地人の力を借りたとしても解決できないこともあります。
5.自分の収入や生活面の話はしない
また、現地人と仲良くなれば自分の素性を話す機会も増えます。当然、現地人はその情報にて、あなたがどのような人間なのかを判断することはもちろん、日常的な生活環境までも想像してしまうかもしれません。
ここで、非常に危険なのは自身の収入や生活レベルなどを軽々しく話してしまい、防犯上のリスクが高まってしまうことになります。



収入は本来他人に言うものではありません。
つまり、誰かがあなたの事情を耳にし、それをまた別の人間に話すようなことになれば、あなたの情報が不特定多数の人にどんどん広まっていくことも大いにあり得るでしょう。
海外の場合は、一般人であっても、反社会的な人間や組織に知人の個人情報を提供することに何の抵抗もないケースもあります。
国家によっては、日本人には想像もつかないほど複雑なコミュニティが形成されていることも多いので、この点は決して忘れてはなりません。



組織的に行われることも多いからね。
6.街角で現地女性を気軽に口説かない
さらに、日本人の中には日本の街角と同じように現地女性を気軽に口説く男性もいます。口説くこと自体は自由ですが、国によっては自分の付き合う女性を口説いたことに腹を立てる現地男性もいるでしょう。



海外で喧嘩に発展すると危ないですよ。
このようなケースは些細な出来事であっても、暴力沙汰を含んだトラブルに発展することも多く、日本人という外国人であることが分かると、より事態を深刻化させる場合もあります。
また、現在は多くの方が動画を撮影することができるので、映像が日本などにすぐに伝わることから、多くの方から批判を浴び、最悪の場合は国際的な問題にも発展することだってあるのです。



ニュースでもこんなパターンをよく見るね。
7.できるだけお辞儀をしてお礼をする
日本での海外でも、基本的に無難な行為と思われるのがお礼の際のきちんとしたお辞儀。海外では、日本人のように毎回お礼を儀式的に伝える行為は異様な光景に映ることもありますが、お辞儀そのものは好意的に受け取られます。



これはいいですね。
アジアの国々には、お祝い事やイベント時に深いお辞儀をする文化は当たり前にありますが、日本人みたいに日常生活で普通にお辞儀する文化は意外に少ないかもしれません。
日本でもお礼の仕方によって、誠意があるかないかはすぐに見て取れるものです。そのため、海外でもしっかりとお辞儀をすることが当方はおすすめで、あらゆる場面で使用するようにしたいものです。



日本人しかしないから逆にいいのかも。
海外生活で重要なのは現地人に誤解をさせないことであり、お辞儀は万が一のトラブルにおいても悪影響を軽減してくれるなど印象面にてプラスに作用してくれます。
8.歩きスマホは絶対にしない
最近は、日本でも多くの方が時間さえあればスマホをいじり、歩きスマホも常態化している現状ではないでしょうか?日本でも危険な行為とされていますが、海外では日本以上にリスクの高い行為となるでしょう。



日本人は特に危機感がないですね。
特に、夜道の歩きスマホになると自分の位置を暗闇で知らせるような状態となり、さらに多くの方が無防備であることから、暴漢に襲われるリスクが驚くほどに増加するものです。
しかし、これを海外でやってしまうと大変です。海外の街角は道も悪いところもあり、街灯も暗いので安全上の悪影響は計り知れず、最悪の場合は命の危険も覚悟しなければならないでしょう。



夜の歩きスマホって意味が分からないね。
9.非合法・脱法的なサービスは利用しない
日本ではことさら法律を順守する傾向にある日本人であっても、海外に出てしまえば気が緩み、厳密には違法までは言わなくとも、脱法的なサービスをなぜか利用してしまう人もいます。



1人旅だと特にそうなりがちですね。
また、一般的に、日本では合法でないのに海外では合法というサービスは存在しますが、変に旅慣れしている人たちはなぜか海外でも合法でないサービスを堂々と利用することも多くあるのです。
外国人が万が一、現地で合法でないサービスを利用して問題になると、現地での法律問題にもなるだけでなく、渡航歴にマイナスの記録となって残る場合もあり、最悪の場合、その国への再入国ができなくなる恐れもあるでしょう。



自由旅行って感覚が麻痺することが多いのかも。
10.基本的に手ぶらな格好で外出する
当方が海外生活にてとにかく気を付けているのが、できるだけ荷物を持たないということ。長期生活の場合ですと、外出する機会は日本にいるときも多くなりがちです。



日本人は荷物がなぜか多いですね。
海外では物が多いほど盗難に遭うリスクが高くなるだけでなく、何らかのトラブルに巻き込まれた場合に避難することも難しくなるでしょう。



荷物は常にトラブルの元になるね。
特に、現地で日常的に安全に移動する際は、他人に隙を見せないことが求められ、荷物が多いと管理すべき事項が増えるのでどうしても無防備になりがちです。
トラブルに巻き込まれやすい日本人


さて、当方の日本人としての意見ですが、日本人は総じて海外生活ではトラブルに巻き込まれやすいと認識しています。どのような原因が、日本人をそのような状況に陥らせてしまうのか、いくつかの要因を挙げてみましょう。
日本人の謙虚さで侮られやすくなる
まず、日本人はアジアの街角でも、他のアジア人と比べても侮られやすいと言われ、その大きな要因として、日本人自身が維持する反論しない印象が大きく影響しているようです。



私は結構反論するようになりましたね。
例えば、高価な値段を吹っかけても余ほどのことがないと受け入れることも多く、その場の楽しさを優先させようとする傾向にあるでしょう。
もちろん、そのプロセスを楽しむのは悪いことではありませんが、日本人がこういうものだと侮られている原因となっていることも同時に理解すべきです。



原因がここにあるということね。
なぜか誰が見ても日本人だと認識可能
上記のような日本人らしい傾向は、単に態度上だけにとどまらず、行動上にも現れやすくなっており、特に日本人の集団行動する場合の隙の多さは驚くばかりで、一目見て日本人だと認識できてしまうのが特徴となります。



日本人って服装とかでも分かりやすいと聞きます。
外国人同士が英語で会話する姿と比べると、日本人同士が日本語で会話する姿は大変無防備で、あらゆる面から誰が見ても日本人だと確信が持てる状況になり、それは日本人自身も気づかないほど明らかなのです。



これは仕方がない部分かな。
財布がやたらお洒落でキレイである
また、日本人の特徴として財布がとりわけお洒落でキレイで、キレイな財布は金運を呼ぶという考え方に基づくからです。
さらに、日本人の財布の中身は、見た目にもわかるほど整理されていることもあって、何が入っているのかも非常に分かりやすいことも多いでしょう。



日本人にはマメな人も多いですしね。
しかし、海外では財布を見逃さない輩がゴロゴロしており、それに気づかないまま生活をするのは、大変危険な行為だと言えます。



これは私も反省したいな。
海外生活で財布を持つなとは決して言うことはできませんが、外出時には財布はできるだけ目立たないタイプのものを利用するか、外出時におけるお金の保管を工夫するようにしてください。
海外で外国人として生活することの意味


日本人にとって、外国人として生活することは、知らず知らずのうちに自分の本音を見せながら生きていくことを意味します。



長期生活ではより本音が求められます。
それは仕方がないことですが、海外ではそれがかえって裏目に出ることもあり、海外に合わせた計画的行動を自分なりに構築していかなければなりません。
本音を徐々に出していくことも大事ですが、自身が外国人であるということも忘れてはならず、現地人との一定の距離を上手にとることも長期生活には必要となります。
そのためには、現地人との交流だけに頼らない独自の情報収集も進めなければならず、常に客観的に判断できる状況に身を置かなければなりません。



何か起きれば自業自得だしね。
日本では知らなかったで済まされることもあるでしょうが、海外生活では知らなかったというだけで最悪の結果を招くこともあります。よって、自分の身を守るための行動を必ず事前に身に着けてください。
まとめ
日本人らしい振る舞いも、もちろん素晴らしい部分があります。ただし、海外生活で安全に長期的に生きていくことを選ばれるのであれば、どうして日本人らしい振る舞いが問題になることもあるのか、今一度考えてみる必要があるでしょう。



文化の違いって海外に行かないと分かりません。
現在は、観光のために訪日する外国人もかなり増えたことから、昔と比較した場合、日本人の振る舞いも多く理解されてきました。
それでも、外国人から見て、奇妙に思える日本人の振る舞いもあることでしょう。そのため、自身が海外に行く場合には、その振る舞いが海外でどう見られているかをきちんと理解することも重要かもしれません。



これはとても大事なことね。