【海外生活知識】海外移住に向かない人の7つの基本的な傾向!夢の移住に焦りは禁物?

日本に疲れて海外移住なんて昔は夢のまた夢のお話でしたが、現在は全く夢物語ではなくなりました。もちろん、気軽にとはいかないものの、その人の気持ち一つで十分に達成できるライフスタイルへと変わりつつあります。

そして、海外移住後に海外で会社を設立してビジネスをする人もいますし、海外に住むこと自体がモチベーションに繋がることも多いでしょう。

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私たちも将来は海外展開したいです!

それでも、誰もが海外移住による生活に向いているとは必ずしも言えないので、これから海外を目指す方からすれば、どのようなタイプの人が海外生活に向かないのか非常に興味があるところではないでしょうか。

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それは知りたい!

今回は、海外移住に向かない人のタイプに焦点を当て、それらのタイプに共通する基本的な傾向について詳しくお話ししていきましょう。

海外移住に向かない人のタイプとは?
目次

海外移住生活に向かない人の基本的な傾向とは?

まず、海外移住生活に向かない人って言うのはいくつかの傾向があり、逆にこのような傾向がないのであれば積極的な海外移住をしたいところです。ここでは基本的傾向をあげますが、自分の海外移住における適性を見極めるようにしてください。

計画を立てるのが苦手

海外では、日本にいれば考えられないほど想定外の事態が発生することもあります。それが日常的に発生する状況であれば、事前に想定して対策を練っておくことはとても重要です。

そして、ここで必要になってくるのは計画性、つまり、常日頃から予測を立てて将来を見通すことが求められます。

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海外だからこそ計画的でありたいですね。

例えば、どのエリアに住めば生活も移動も利便性が保てるか、どうしたら長期的に安全に過ごせられるかなど、しっかりと海外生活での具体的な青写真を描くことが必須となります。

日本人の中には、海外では客観的な口コミだけに頼りすぎて、海外渡航経験も少ない中でいきなり移住を決めてしまう方もおり、自分自身の実情を全く考慮しないパターンもよく見受けられるのです。

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これは危なすぎ

もちろん、これだけではありませんね。生活資金などを含めた管理計画を根本的に立てられないと精神的に参ってしまいます。特に、日本円を外貨に換算すると額面上は安く錯覚してしまうことも多く、これは海外移住の思わぬ罠となるでしょう。

普段から小さなことでも計画を立てる習慣がないと、海外生活で実行するのは大変難しく、苦手な人は真っ先に克服すべき課題かもしれません。

外国語に全く興味がない

海外生活に興味があるのに、外国語にはまるで興味が沸かないという方は意外に多いものです。実際、現地語が使えなくても生活自体はできる場合も多いですし、期間があらかじめ決まっているのであれば割り切って生活することもできます。

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人によって海外生活の意義も違いますね。

しかし、海外移住生活を望む方のほとんどは現地生活の楽しさを噛みしめながら滞在することを思い描いているはずで、そのためには外国語に興味がなければその達成は難しいのです。

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外国語って現地生活をより有意義にするね

現地生活の楽しさって、やはり現地人との交流に他ならないので、これをしないとなれば海外生活する意義はそれほど大きくはありません。

そして何より、現地語ができないと、現地で友人を作ろうと思っても、自分を理解してくれる現地人と巡り合うのが格段に難しくなります。それはつまり、自分自身が現地に溶け込む努力を現地人に感じてもらえないからですね。

海外移住して最初のうちは良いですが、結果的に旅行の延長のように感じるようになって飽きてしまい、知らず知らずのうちに日本に戻りたくなってしまうことでしょう。

基本的依存体質である

海外生活で一番問題になりやすいのが、何でも他人への依存で解決してしまうことです。すでに述べたように海外では思わぬ事態に遭遇することも多く、それがいつ発生するかなど予測もつきません。

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言葉のできない日本人は特に多いかもです。

何人かで生活しているのならまだしも、多くの方は1人での生活を始めるのですから、単独で解決すべきタイミングもたくさん出てきます。

それは夜中であったり、早朝であったり、助けを呼ぶにも呼べない事情が重なったりもするわけです。どうしても重要な部分は現地人を頼るにしても、自分で解決できる部分はまず自分でやり遂げたいところでしょう。

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自己解決力って本当に大事!

そして、こういう状況で自己解決できない人は、かなりの方が部屋の片づけや洗濯など身近なことができないことも多い傾向にあり、本来の意味での海外生活とは程遠い状況へと陥るのです。

海外生活における依存体質は、潜在的な問題を無意識に積み上げてしまい、生活を長期的により困難にしてしまうリスクもあります。

現実問題に向き合わない

日本にいても同じですが、誰もが仕事上における問題や家族との問題、そしてパートナーとの問題など案外切実なものを抱えることが珍しくありません。

しかし、日本での現実問題を逃避して海外に来てしまった場合、なぜか同じような問題を海外で抱えることもあります。

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現実って逃避できないかもです。

これは、考えてみれば与えられた不可思議な宿命のようなもので、現実問題にある場所で向き合わなければ、どこに行っても同様の現実問題に再び遭遇することになるからです。

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宿命って言うと奥が深い!

現実逃避とはあくまで問題の先延ばしに過ぎず、逃避してもいつかは解決しなければならなくなります。それどころか、海外生活では、日本に居たときよりも厳しい現実に遭遇することも珍しくありません。

そのため、今ある現実問題に向き合うことが何よりも重要であり、同時に海外移住を進められるようしっかりと計画をすることで、結果的に海外移住そのものも上手くいくようになるのです。

日本的常識で生活を優先

当方が海外駐在していた折、既に現地在住の日本人は多かったものですが、かなりの確率で日本人的な常識で生活を優先していることが見て取れました。

仕事など、何らかの事情で仕方なく現地に住んでいるとすれば理解もできますが、それでも、現地人からの印象は決して良くないのです。

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日本の常識も現地では良し悪しですね。

長期的に海外で住んでいれば、自分自身にとってイレギュラーな事情は必然的に日々満載ですが、どうにもそれを受け入れられない外国人は意外に多く存在しています。

逆に、海外での生活を長期的に楽しめている外国人は、現地の常識を早期に受け入れるのが苦にならず、それが現地人の人脈作りにも大いに役立つことでしょう。

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郷に入らば郷に従えか。

これらは、自分自身が海外にいるという点を認識していないから引き起こされることであり、海外の空港に到着した瞬間から認識する必要があるでしょう。

現地人の価値観を理解しない

また、僕が海外駐在時に現地の日本料理店で時折見た光景。初めて来店したかと思われる年配の日本人が、料理の味がなってないと店員にケチをつけ始めたのを見たことがあります。

出張できた中国で日本料理を食べたところ、日本で食べるものと違っていたという理由のようですが、現地では日本人の料理人が作っているとは限りません。

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これは言わないほうがいいかもです。

現在、外国人の料理人が作っても非常に美味しい日本料理を堪能できる時代になりましたが、それでも滞在するエリアによってはそのような店が多いとは限りません。

上記の年配の日本人が問題だったのは、みんなの前で公然とケチを付けることや、文句を言ったりする行為も含め、現地の価値観を理解せずに人格を傷つけるような態度を取ったことです。

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外国では一番嫌われることかも。

海外生活において現地人との価値観のずれを感じる機会は毎日のようにあり、それを理解しようとしないと現地での生活上でいらぬ不満ばかりが募っていきます。

性格的に短気傾向である

さらに、上の価値観の理解ができない人の多くは性格的にも短気です。基本的には短気な性格というのはどこの国に行っても損をすることが多く、良好なコミュニケーションをする上で大きな足かせとなります。

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短気は日本でもデメリットが多いですね。

海外生活を始めた日本人の中には、旅行とは異なる生活上のストレスもあって、短気な性分に変わっていく人も少なからず存在しており、特に、性格的に大らかな方の多い東南アジアへの移住となると、この傾向は大きな仇となるでしょう。

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これじゃ何のための移住?

また、本来気の長い性格の方であっても、海外の慣れない環境によって気が短くなることも多く、自分は気が長いから大丈夫だとは決して言い切れないのが海外生活なのです。

むしろ、海外生活で求められるのは、さまざまな現地人との交流を通じ、彼らに悪影響を及ぼしかねない感情を自制することができる力を身に着けることにあります。

海外では日本では想像がつかないことも多く発生します。

海外移住において実際に遭遇するトラブル例

さて、海外への移住を果たすと想定しないトラブルに日々悩まされるものですが、実は最初に飛行機から降りた空港からその流れは始まっています。

下記に記載するトラブルは多くの日本人が遭遇するもので、そのいくつかは当方も実際に経験したものです。しかし、今思い返すと、もっと冷静になっておけば事前に防げたものばかりでしょう。

身の回り品の盗難

当方は、日本人の人がよく被害に遭う空港での盗難などは経験ありませんが、不覚にも夜間に自宅に泥棒に侵入されて携帯電話を盗まれた経験があります。

当時は、語学留学中にて別の日本人の知り合いと2人でルームシェアしていた時だったのですが、当時はアパートの防犯用鉄門を信用しすぎた挙句の結果だったのです。

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海外では防犯用の鉄門をよく見かけますね。

その鉄門は一度締めると、外から施錠されていないくても鍵がなければ外から開けられない仕組みのものですが、内側にも鍵穴があるので内側から直接施錠することも可能です。それにより、内側から施錠していれば外からは鍵があっても絶対に開けられない構造ともなっています。

また、鉄門の内側に同じ構造の防犯用木門もありましたし、同じく普通に内側から直接施錠していれば外からは開けられないタイプだったです。

ところが、当時その仕組みを良く知らず、鍵がなければ外から開けられないことに安心してしまい、内側の鍵穴から施錠せずに寝てしまったのでした。その結果、外から簡単に開けられて盗難に遭ってしまっています。

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気の緩みってやつね。

泥棒が侵入中に当方が目覚めて鉢合わせしていたとすれば、当方の命の危険もあったでしょうし、この件は非常に油断していたと言わざるを得ません。

住居における停電・停水

海外でも開発途上にある国での移住生活になりますと、停電や停水が割と頻繁に発生します。配電や配水管の問題によるものもありますが、計画的に進められるものも多く存在しているでしょう。

いわゆる計画停電・停水と呼ばれるもので、特に計画停電は頻度が多い場合もあり、開発途上国では発電能力が充実していないことから夏場や冬場における電力供給制限を各世帯に割り当てる場合があります。

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電気や水って当たり前にあるのではありませんね。

たいてい、計画停電・停水の通知は、住居であるマンションのホールや掲示板に貼ってあることが多いですが。現地語が話せない上に生活に慣れていない段階だと全く見ないことも多く、気が付いたら停電・停水していたというケースもあるわけです。

夏場の停電・停水はとても過酷です。ほとんどの計画では、多くの人間が仕事や学校に行っているために昼間に実行され、注意していないと冷蔵庫に保存している食品などにも大きく影響してしまいます。

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夏場は特に辛いね。

知っていれば何てことはない事情ではあっても、海外生活では、情報収集ができないと大きなトラブルだと認識してしまい、生活上のモチベーションが低下する要因ともなるでしょう。

賃貸トラブル

海外移住には欠かせない賃貸アパート探し。物件は個人所有というケースが多い海外では、お部屋探しはさまざまなトラブルが付いてきます。

特に気を付けなければならないのが大家との相性であり、家電や設備などの故障については特にトラブルになりやすいと言えるでしょう。そもそも、エアコンや冷蔵庫、そしてテレビなど、部屋によっては旧式のものを使っている場合もあり、最初から故障しやすい状態であるものも少なくありません。

そして、修繕や処理費用等をすべて借主に負わせようとする大家も実際に存在し、これを機会に新品に換えようという意図を持っているものもいるほどです。

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日本人だけでは対応できないこともありますね。

また、退去時にもトラブルが発生することが多く、例えば壁や床の傷などを粗探しして補修費用を徴収しようとしたり、もともと入居時からあった部屋の欠陥などを借主のせいにしたりと、敷金を返したくないがために難癖をつける大家も実際に多く存在しています。

この賃貸に関する問題は、借りる際にすべて部屋内をくまなく写真に撮って、初期の状態を証拠として保存していくことが重要です。そうすれば、いざ証拠を突き付けた場合に大家が何も言い返せなくるでしょう。

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これは自己防衛するしかないね。

賃貸のトラブルは、借主が隙の多い外国人であるからこそ起こりやすく、「外国人は金持ち」であるという印象を持つ国への移住では常に付きまとうことを忘れてはいけません。

交通機関トラブル

海外における交通機関は日本人が利用するのに難しい場合もあり、特に、バスやタクシーは土地勘がなければ乗っていても凄く不安になります。

海外のバスでありがちなのが、行き先の乗り間違えです。日本でも焦ってしまうものですが、海外では言うまでもありません。また、海外のバスは行動ルールが読めないことも多く、当方が終点まで行こうとしたら、突然今日は客が少ないからここで降りてくれと言われたこともあるほどです。

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海外のバスは慣れるまでが緊張します。

日本のバス停には停車予定時間が書いてありますが、駐在していた国のバスでは、【5分~10分に1本運行】などのシステムを取っており、到着時間そのものがありませんでした。つまり、予定を繰り上げて引き返すといった運行パターンが客足の状況によって簡単にできる仕組みになっていたことがわかります。

これも、現地ではごく普通にあることであっても、知らなければトラブルと同じことになり、土地勘のない場所で万が一このような事態になると大変困惑することでしょう。

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これはとても驚きね。

それでも、土地勘の問題だけであれば慣れだけで解決できそうですが、一般的に公共交通の運転手のマナーも悪い海外においては、運転手とのやり取り自体がトラブルの原因になることも多いわけです。

また、タクシーであれば、メーターが運転手によって違法改造されている場合も少なくなく、運転手によって怪しい場所に連れて行かれるケースもあり、海外で日常的にタクシーを利用しなければいけないような地域に住むのはおすすめしません。

すべての国の公共交通の運転手レベルが悪いわけではありませんが、少なくとも移住する国の交通機関事情はよく理解しておく必要があります。

金銭トラブル

ある程度海外生活に慣れると友人関係ができてきますし、ここで多くなるのは金銭のトラブル。特に、男性は女性と知り合う機会が増えることから、結果的に蟻地獄にハマる人も出てきてしまいます。

国によっては、現地人が外国人はとにかくお金を持っていると思い込んでいる節があり、金銭のやり取りに関して巧みにターゲットにされやすいのも事実です。

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女性も気を付けるべきですね。

レアなケースでしょうが、親しくなった現地人名義で不動産や車を購入して最終的に取られてしまった方もおり、国によって現地人名義でしか購入できない制度を悪用したケースとなるでしょう。

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日本人は特に引っかかりそう。

残念ながら、日本人にとって経済的観点からどうしても金銭感覚が緩みやすい国は多く存在し、そのことも日本人がいまだに金銭トラブルに巻き込まれやすい大きな要因となっています。

日本人であるという自覚を持ってトラブルを回避しましょう。

海外移住を長く堅実に続ける心構え

海外移住は渡航費用も手間も考慮すれば、短期で帰国してしまうと本来望むべきライフスタイルが結果的にできなくなってしまいます。

やはり、せっかくなら、じっくり腰を据えて長期生活を楽しみたいものですが、堅実に続けていくにはしっかりとした心構えが必要となるでしょう。

トラブルを最小限にする心構え

上記にて、海外生活で遭遇しやすいトラブルを見てきましたが、トラブルを最小限にするための普段からの心構えが重要です。

人それぞれ、生活上にて苦手な局面があるはずで、そのことが発端となり、海外でトラブル発生させることもあります。必要なのは、その苦手な局面が海外でも十分起こりうるという事前の想定から始めることでしょう。

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心の準備が必要ですね。

そして、それが起こらないようにどのように準備をすべきか、移住する国の実情によって細かく具体的に詰めていくことが求められます。

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国ごとに本当に異なる対策が必要。

行き当たりばったりで何とかなるさと思う方もおられるでしょうが、トラブルは起こってからでは遅いので常に先を読む危機管理意識を心がけてください。

海外移住を始めた方で、同じトラブルが発生しても人によってレベルが異なるのは、事前のトラブル予防対策をきちんと設定していないことが大きな要因なのです。

ないモノねだりをしないこと

隣の芝生は良く見えると申しますが、日本人を含めたアジア人は嫉妬しやすい民族性。人が自分より良いものを持っていると、なぜ自分は持っていないのかと変に考えやすいのです。

このような状況は海外に行っても大いに見られ、金銭感覚の麻痺した日本人になりますと余計なものまで求めてしまいます。しかし、それに反比例するように、生活における満足度がどんどん低くなっていくでしょう。

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満足を知らないと大変ですね。

海外での移住生活をする以上、日本と完全に同じ生活をするというのが無理な話。それができたとしても、自分の能力を超えてまで実現させるのは無意味です。

実際、海外移住をしようとする方のほとんどは、日本と同じような便利な生活はする必要はないけれど、もう少し精神的にゆとりのある生活をしたいという現実的な意見を持っています。

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日本以上に便利なところはないしね。

重要なのは、「自分は自分、他人は他人」というスタンス。現状の中で、身の丈に合った楽しさを見つけていくことができれば、海外であっても地に足が着いた暮らしを長期的に実践できます。

海外生活では、日本以上に隣の芝が良く見えることがあります。とにかく、周りの環境に流されず、基本は今ある条件下で日常生活を送っていく努力をしていきましょう。

現地人とのぬるい程よい関係

当方の経験からすると、どんなに仲の良い友達だとはいっても、毎週必ず会って遊びに行くというのは結構飽きが来やすいもの。実際、多くの方が、恋人のような親しい関係であっても、そのように感じることもあるわけです。

それはやはり、ある程度距離感のある関係の方が、友情も愛情もじっくりと育みやすく、結果的に関係も長続きしやすくなるからではないでしょうか。

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自然な関係が大事ですね。

海外生活における現地人との関係も同様で、あえて時間を置いて会うというのが大きなポイントかもしれません。

特に重要なのが、お互いにあまり深入りしないという関係。徐々に自分の姿を見せられるので、相手が警戒感を抱かずに自然な印象を長期的に持ってもらいやすくなるでしょう。

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ぬるい関係が一番。

また、よほど信頼関係の強い友達になった場合は別として、海外では、残念ながら利害関係が絡むとその信頼も崩れやすい状況が多いのも現実であり、その傾向は日本人同士の関係よりもさらに強いと言えます。

しかし、多くの国では人脈重視であり、現地人に頼らなければ実現できないことも多く存在するので、万が一の際に頼ることができる現地の友人との近づきすぎない良い関係構築は求められるでしょう。

ぬるい関係というとあまりいいイメージを持たない方もいますが、特定の現地人と微妙な関係を維持することが必要で、たまに贈り物をしたりして、常に適切な距離感を保ってください。

とにかく安全一線を守ること

現地生活では自分が外国人だという意識の下に、とにかく危険な目に遭わないようにすることが第一です。そのためには、安全が確認された場所以外は絶対に行かないようにし、必ず命を守る行動を常に心がけましょう。

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海外で安全行動ができない人は意外に多いです。

既に述べた友人関係についても言えることで、関係が広がれば広がるほど行動範囲も広がるもので、その一方で危険な目に遭うリスクも高まっていきます。

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どこに危険が潜んでいるかも見えないよ。

人間は、慣れない行動ををした時に安全が脅かされることがほとんどです。特に1人での海外移住は自由度が高いが故にそのリスクがより高まります。そのため、必ず節度を持った行動を勧めましょう。

自分が滞在するエリアについても情報収集を徹底的に進め、現地で生活を始めても、総合的に外国人として安全に過ごせる状態を積極的にアップデートしていくことが求められるのです。

交通事故や健康悪化は帰国したほうが良い大きな理由。

結果的に日本に帰るべき良いきっかけは?

さて、ここまで、海外移住生活をスムーズに進める流れや注意点を含めて見てきましたが、正直言ってどんなに現地に慣れようとしても現実的に自分の生活満足度が追いつかない場合もあります。

また、現地生活を問題なく送れていたのに、何かのきっかけでそれができなくなってしまうケースも少なくないのです。

そのような場合、日本に帰国することを決断したほうが賢明で、生活方向性の悪化を放置することは決してしないようにすべきです。それでも、どのようなきっかけで帰国を判断すべきでしょうか?

現地人に対する偏見

日本人である以上は、現地生活を通じて文化の違いをまざまざと見せつけられることがあります。日本人のものの考え方を徹底してしまう人になると、残念ながら、最終的に現地人への偏見を抱いてしまうことさえあるでしょう。

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これは悲しいことです。

単純に自分のやり方が現地で受け入れられないという理由だけで、現地人への八つ当たりや感情的な衝突を招くことも多く、このような方は海外に住む意義もすでに失っている状態であると言わざるを得ません。

このまま現地生活を継続すれば、自身の精神衛生の悪化だけでなく、現地人の自国人に対するイメージも悪化していくでしょう。

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これでは海外生活する意味がないね。

もし、海外でこのような気持ちが芽生えてしまった場合は、自分にとっても現地人にとっても将来的なメリットは見出しにくいことから、現地を離れてまず自分を落ち着かせるべきです。

日常健康維持が困難

海外移住生活において少なからず耳にするのが、知らず知らずのうちに健康悪化させているケースです。基本的に海外ではストレスから健康を崩すパターンも見られ、仕事や日常生活にも悪影響を及ぼすことがあります。

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無意識な健康悪化が一番怖いですね。

移住国の医療水準によっては気軽に病院通いできない場合もあり、そのプレッシャーからも症状を悪化させることもあるでしょう。

また、医療機関や症状によっては治療費も不透明な場合もあり、結果的に大きな金銭的負担を背負ってしまうことも考えられるのです。

独立したい人

治療費が日本より高くなることもあるよ。

日本人で意外に多いのが、健康悪化を自覚しているのにも無理をするパターンで、健康維持が困難であればすぐに帰国判断をする勇気を持ってください。

海外移住者にも、海外向けの健康保険をきちんと掛けていない方は相当多いので、不本意な帰国を望まないのであれば、海外生活前にしっかりと保険加入しておくべきです。

事故などの状況に遭遇

そして、帰国を決めるべき決定的なものが交通事故などの状況に遭遇した場合です。基本的に事故に遭うこということは、率直に言ってその時点ではその国との相性がそれほど良くないと判断します。

会社設立したい人

縁起が悪い感じもしますね。

この事故を機に順調な発展が低迷していく可能性も高く、切り替えのために一度日本に戻って仕切り直しするのが賢明です。一番怖いのはそのまま滞在し続け、事故などのトラブルに再度遭遇するケースかもしれません。

実は、当方も海外滞在中に交通事故に遭った経験があり、この件がなければ、本来は引き続き滞在する予定でしたが、一度日本に帰国した経緯があります。今、思えば良い判断だったと言えるでしょう。

独立したい人

一度冷静になるいいきっかけかも。

海外で事故に遭うことそのものが、自身の現在の境遇を表している」という見方をする人もいます。いずれにしても、その時点における自分を見つめ直す必要はありそうです。

まとめ

海外への移住に向いていないことを自分では認識していても、どうしても挑戦してみたいと思うのが人の性でもあります。

ただし、実際に現地生活してみると思っていた以上に快適であったケースもあれば、逆に快適だと思っていたのにすごくストレスを感じてしまったケースもあるでしょう。

また、現地での長期生活においてはかなり疲弊することもあり、現在上手く進んでいるからと油断せずに常に先を想定して行動することが求められます。

深刻化しやすい海外でのトラブルは、海外在住に不向きな人はもちろんのこと、慣れている人も常にリスクを軽減するために日々考えなければなりません。

今回、最初にご紹介した【海外生活に向いていない人のタイプ】に該当する場合、先に改善を進めることで、冷静な目を持ってその後の海外生活を送ることができるようになります。

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