
皆さん、はじめまして。MONDEです。当方、社員を一切雇用せずに会社経営する1人社長をやっています。
もともと商社に勤務していたのですが、ずいぶん前に東アジアの駐在先から日本に帰国と同時に退職。その年に自分の会社を立ち上げ、紆余曲折しながらも何とか現在に至っております。
そのような状況において、「できるだけ自由に自分のビジネスをしたい」と考える方が大変多くなる傾向にあるものの、ほとんどの方がどのように実行すれば分からないはずです。

1人で会社を作ること自体は簡単だと理解していますが、作った後にどう運営して行けばよいか分かりません。



そもそも1人だけの会社でやれることって限られているのでは?
そのような方々のために、当方がこれまで会社経営を実践する中で、『1人社長』が一体どういうものかについて、経験者として分かりやすくご紹介いたします。
本記事で解決できること
1.当方が会社を1人で経営実践した経験から結論付けた『1人社長』の定義
2.『1人社長』として会社の業務を進めるための基本的な必須スタンス
3.『1人社長』として経営の安定性を継続するために必要な業務的方向性
※ これから独立したいという方は、これらの部分を先に認識しておくことで、今後さらに取り組みやすくなっていきますので、この点を十分に理解するようにしましょう。


1人で何でもやるということ
当方のウェブサイトでいう「1人社長」とは、単に1人で起業することにとどまらず、すべての業務を1人で進める経営者を意味します。
たとえ1人であっても、会社を長く経営し続けるることは最も重要。しかし、特に新興の零細企業などは、費用対効果という大義名分を掲げがちです。
これは逆に言うと、知らず知らずのうちに費用を使って効果を上げることを最優先にしてしまっているでしょう。



なるほど。他人に投げちゃうと、結局誰かを雇っているのと変わらない。1人で経営していることにはならないですものね。
その結果、突然、経営困難に陥ることも少なくないのですが、この理由は明白で、本来必要のない無駄な項目に大事な資金を無意識に使ってしまっているからなのです。



でも、すべて1人で進めてたら休むことなんてできないね。
まず、1人社長でいることの基本は、無理をせずに業務を進められること。自分の健康を維持できる範囲内で業務を進めることが重要ですが、通常の業務はもちろんのこと、下記の関連業務は絶対に自分で進める必要あると考えます。
1.財務会計に関するすべての処理・作業
2.自社のウェブコンテンツの構築・運営
3.SNSを活用した長期的マーケティング
これらの業務は、一度委託してしまうと自分で処理するのが難しくなる傾向にあり、結果的に経費を長々と払い続けやすいのです。
特に、財務関連処理の委託は会社の財務状況の把握が困難にもなりやすく、1人会社での委託は絶対に避けなければなりません。
※ もちろん、このウェブサイトも経営者である当方自身が作成・運営しており、まさに「無費用効果」の基本的な部分を実践しています。



最初から自分できちんとやるほうが後々のためにも良さそうね。
もちろん、当初は一部業務を他人に委託していたとしても、できるだけ早く自分で進められるようにすることが必要です。



一度委託するとそれが普通になってしまうケースも多いかもね。
そして、1人ですべてをやるというスタンスを持ち続けることで、経営者自身が「お金をかけなくても何とかできるのではないか」という疑問を常に頭の中で意識するようになり、最終的に衝動的な行動に進むこともなく長期的なコストダウンを実現してくれるでしょう。


場所を選ばない業務展開
1人で業務を行うということについて、基本的には自分のやりたい場所で何でも行えるということを目指すべきです。シンプルなのは、業務場所への移動さえも伴わない、つまりは住居内で業務を進められるようにしなければなりません。



会社って専門の事務所が必要なイメージがあるけど。



それだったら私でもすぐにできそうだね。
また、1人だけですべて業務を行うということは、移動時間でさえも非常に貴重になるもの。そのため、自宅だけでなく、移動中も出張先でもいつでも業務できるような環境を作っておく必要があります。つまり、それが実現できる業務内容を選ぶということです。



例えば、どんな業務が良いのかな?
- ウェブマーケティング業務
- ウェブコンテンツ執筆業務
- ウェブ広告作成業務
上記の3つのような業務は、どこにいてもタブレット型のPCがあれば進められますし、何よりも人目を気にせずに進められるのです。
特に、当方の場合、マイカーの中でもPCを快適に作業できるように工夫していることから、わざわざカフェやネットができる環境を探さずともパーキングに居たまま心地よく処理できる業務体制を整えています。



カフェとか見つけても長時間は座りにくいこともあるね


自己資金のみで解決する経営
会社経営と耳にするだけで、銀行からの融資や何らかの借り入れが必要だと勝手に想像してしまう人もいるようです。
確かに、会社を設立するという話をすれば、周りの人間から融資の相談に行けばと勧められることが多いのも理由の1つかもしれません。



実際、毎月資金繰りに苦労している人も多いですしね。



私の知り合いにも会社設立当初から融資を受けた人もいるよ。
資金の借り入れによって、一時的に現金が増えることから、収入が増えたように勘違いしてしまう経営者もいます。
借り入れ分は、売り上げが多いうちは純粋な自己資金と同じように機能してくれますが、売り上げが突然落ちてしまうと所詮は「単なる借金」に戻るのです。



分かる!個人で自己破産する人もそんな感じですね。
実のところ、資金調達をすれば売り上げが順調に伸びた時代を経験した経営者の中には、なぜ売り上げが伸びたのかを分析することもしないばかりか、長期的な経営視野さえも持っていない方も数多くおられます。
つまり、とりあえず資金を持つことのみを優先してしまっている経営者がいかに多いかを示しているわけです。



現金だけ見ていると自己資金か借金か区別がつかなくなるのね。


自社独自の業務を構築
会社に勤めていると「仕事は取りに行くもの」という認識が定着してしますので、それ故に、多くの方は仕事は誰かが与えてくれるものだと認識していることでしょう。
そのため、脱サラして会社経営を始めた方の多くが、業務委託案件による売り上げをメインにしてしまうのです。



脱サラすると絶対にそうなりますね。



と言うか、それって普通のことではないの?
つまり、会社の安定経営の立場から考慮した場合、自社独自の業務を構築することが絶対に必要となり、さらにそれをコストをかけずに進めることが大前提となるでしょう。



まずは自社しかできない業務を模索することが重要ね。
また、経営を始めたばかりの方は、「初期投資」「先行投資」などのキーワードにこだわりがちで、あたかもそれをしなければ儲けられないと思い込んでいることも多いのです。



初期投資せずに構築することが大きなカギね。


【1人社長とは?】のまとめ
ここでは、1人で会社を経営することについて、常にすべての業務を1人で進めることが重要であるというお話をしてきました。また、特に、以下の流れは非常に重要です。
自宅で業務を進められるということはコストの削減だけでなく、時間の大幅な削減に繋がります。1人会社を経営する1人社長にとっては基本的な概念です。
自己資金のみで経営することはもちろんですが、さらに重要なのは費用を使わずに効果を出すことです。その積み重ねが会社の収益に繋がります。
1人会社が受注することも多い委託業務案件は、いつなくなるかもしれない不安定な案件です。中長期的には自社独自の業務を構築することが必要になるでしょう。
1人会社は継続することが最も重要です。なぜなら、1人会社は1人社長にとって生活基盤そのものであり、日常生活の維持に大きく直結するからになります。この点を絶対に忘れてはいけません。