
会社にとって非常に重要なのは、いかにしてスムーズに業務を展開するかという点。特に1人会社になると、専門の営業スタッフもいないので、経営する立場からすれば特定の業務ばかりに時間を割いていられないのです。

会社設立するとすごく忙しくなりますからね。
このような状況において、1人でも効率的に業務展開を進められるよう、ツールの活用はやはり必要になります。
ただし、ツールはまず無料で使えることが前提で、活用するツールは決して多ければ多いほど良いわけではありません。



今は運営に役立ついろんなツールがあるね。



使い方を間違えれば逆に時間の無駄になります。
それだけではありませんね。当たり前ですが、会社は継続することこそが本質であり、一時的に利益を上げることが目的ではありません。それを実践するには、1人会社を経営するにあたって、絶対に持たなければならない認識もあります。



ツールの前に基本的な心構えってことか。
今回は、当方の主観的な視点から、1人会社の経営に活用すべきツールや長期的に業務展開をするための理想的な認識を再確認していきましょう。
効率的な業務展開に役立つ基本無料ツール


最近では、SNSと聞くとInstagramがものすごく勢いがありますが、当方は基本的にFacebookです。今では、同じ系列になっているので分ける必要はないかもしれませんが、Facebookは、Instagramと比べてユーザーがあらゆる年齢層に散らばっていると感じます。



インスタやってますけど意外に疲れます。



まわりの友達がやってるので何となくやってるけど。
当方では、サービスもさまざまな方向けであることから、業務展開も、あらゆる国のあらゆる年齢層のあらゆる性別の方と広くアプローチすることが前提となり、Facebookこそがやはり必須のツールなのです。



インスタは若い女性がメインですね。
一方、Instagramは、動画・画像によるインスピレーション的な「映え」が重視されることから、爆発的に注意を引くためのツールとして大いに役に立ってくれます。これにより、「美」がテーマとなりやすい若い女性向けのサービスでは、相性がすごく良いのは間違いないでしょう。
つまり、そのくらい高いモチベーションをもって運営しないと、期待するマーケティング効果が得られないとも言えますし、実際、Instagramによるマーケティングはジャンルの偏りもあってライバルが多すぎるのです。



本当に伝えたいことは「映え」だけじゃないよね。
その一方で、Facebookは高齢者でも気兼ねなく使えるのが大きな特徴。使い方もマイペースな方が多いですし、だからこそ当方はいろんな価値観を持つ方に出会いやすいツールだと強く認識しています。
もちろん、外国語をメインにすることでフォロワーも付きやすくなりますが、Instagramとは異なり、背伸びしない自分の個性による、「映え」を求めない自然なコンテンツ造りがむしろ業務展開にも有利に作用します。
最近は、自分のライフスタイルを公開すること自体をメインコンテンツとしている方も多いですが、むしろ自分のプライバシーに配慮し、オリジナルで有意義なコンテンツにこだわるようにしたいものです。



プライバシーは守らないとですね。



最近、SNSでの顔出しは危険だね。
素顔を出さなくてもビジネスは可能です。当方も、この部分を強く意識しており、結果的に進めるべきビジネスコンテンツを効率的に絞り込んでいます。Facebookを上手に活用していきましょう。


Viber
アジア圏に関する業務の多い当方でも、Facebookのアカウントは持っているけど普段コミュニケーションの手段としては使っていないという方がかなりいると感じます。その場合、WhatsAppを使う人もいるでしょう。
しかし、世界で最も広く使われているインスタントメッセンジャーであるWhatsAppであっても、現時点では電話番号でしか相手を友達に登録できないという非常に大きなデメリットがあります。



電話番号だけではやはり不安ですね。
最近は、個人情報の漏えいに関する不安も大きいですし、電話番号はできるだけ他人に教えたくないのはどこの国でも同じ。そのような場合、WhatsAppよりも便利なのが「Viber」というインスタントメッセンジャーがおすすめです。



Viberって初めて聞いたよ。
Viberは、アカウント作成時には電話番号が必要ですが、友達登録にはQRコードだけでも登録が可能で、相手に電話番号を教えたくないときに重宝します。



QRコードがあれば安心です。
WhatsAppは、当方も当然活用していますが、使用する頻度からするとViberに遠く及びません。特に、Viberではテキストメッセージごとにマルチ言語での翻訳が可能で、外国人とのコミュニケーションでもWhatsAppより全然便利です。



マルチ言語での翻訳対応はすごいね。



メルアドを持たない人は今でも多いんですね。
当方が、このViberを使い始めた背景には、ネットで知り合った多くの方から、Viberを通じた交流を想像以上に希望された点が挙げられます。
また、VibreはFacebook以上に、プライベートで使われていることも多いことから、アカウント交換できることで関係の進展具合を確認するための目安にもなるのです。当方の経験上、FacebookにViberを組み合わせて活用すれば、さまざまな知り合いを見つけやすくなります。



私も早速登録してみよう。


Canva
ネット業務を進めるにあたり、特にマーケティングを行う場合は、画像処理や動画作成は絶対に欠かせないタスクです。
しかし、一般的にクリエイティブな作業というのは、使用する専用ソフトなどで長期的に高価な費用がかかる傾向にあります。そんな中で、「Canva」というサービスを活用すると大変便利でしょう。



Canvaって最近よく耳にしますね。
特に今の時代、ショート動画によるマーケティングは、どのような商材に対してもマッチした手法となりつつあり、いかにスピーディに動画作成できるかが業務展開の大きなカギとなります。



今ショート動画が本当に多いよ。


そのような場合に、作成するツールが機能性が高いものでも煩雑で使いにくいものであれば意味がありませんが、このCanvaの大きな魅力は目的別にデザインできることであり、どんなユーザーでも使いこなしやすい操作性を誇ります。



誰もが使いやすいからこそ良いツールなのですね。
また、無料であっても編集に使うことができる素材も多く準備されており、当方のウェブサイトもCanvaからの素材を全面的に活用しています。
近年は、ネット上で簡単に手に入れられる画像の無断使用による著作権問題で、法的なトラブルに発展するケースが多くなっており、Canva提供の素材はネットマーケティングにおいて強い味方なのです。



賠償問題に発展する場合もあるんだよね。
業務展開に絶対必要なサービス方向性


自己満足に近い独自のサービス構築
会社にとっての業務展開について語る際、多くの経営者が「お客様目線」でと力説します。しかし、多くの企業体が、実際にお客様に配慮したサービスが提供しているにも関わらず、嫌々やっているところも多いわけです。



ストレスを伴うサービス提供って意味ないですね。
その実態は、お客様目線で進めているつもりが、経営者自身がサービスに自己満足さえもしていないことも珍しくなく、自分が好きでもないサービスをお客さんに堂々と提供しているケースも存在します。



根拠がないけど当たり前にしてる感じね。
日本人が想像する自己満足とは、現代社会において耳障りの悪いイメージを持たれているようですが、自分が満足もしていないモノに他人が振り向く確率はかなり低いです。
実に不思議なもので、自分で非常に納得がいったコンテンツは、他人が見ても素晴らしく見えることが多くあります。



自己満足ってすごく大事ですね。



自己満足プラスαって訳ね。
そのため、人の感覚に惑わされず、自分はこう感じるということをむしろ突き通すことで、自分が思っている以上に多くの人に必要とされるサービスを構築できるようになるのです。
多国籍に興味を抱かせるコンテンツ
また、サービスの構築はあらゆる国の人に対して提供しても差し支えない方向性を持つべきであり、このことは会社の長期的発展を志す上で驚異的な強みとなります。



普遍的な独自方向性が強みですね。



日本人向けのサービスは溢れているしね。
それでも、日本人向けのコンテンツに全く希望がないと言えば、決してそのようなことはなく、自分の個性をやりたい方向に直結できるコンテンツ作りができればまだまだ大丈夫です。
ただ、そのためには、時間を掛けてでも、最終的には多国籍向けに興味を引かせられるサービスコンテンツを強く意識することが重要となります。



長い目でのコンテンツ作りが必要ですね。



せっかくのコンテンツだから無駄にしたくない。
自分だけの異なる価値観の再認識と提供
日本人は自分の価値観が受け入れられないと特にストレスを感じやすい国民性を持ちますが、奇妙なことに、これが原因で自己嫌悪に陥る方も少なくありません。



本来ストレスを感じる必要がないですね。
しかし、そもそも価値観って、人それぞれ全く異なることから、基本的に受け入れられにくいのが当たり前ではないでしょうか?



日本人って無理に相手に合わせるよね。
実際のところ、サービス構築における異なる価値観とは、むしろ必要不可欠なものであり、間違っても「お客様目線」だけを優先して考慮するものではありません。やはり、自分の価値観の「提案」をコンテンツに巧みに取り入れて構築することが求められるでしょう。



自分の価値観を誇りにしないとですね。
特に1人会社でやってはいけないのが、他人の成功則だけを参考にしたサービス構築。基本的に、他人の成功は他人のものであって、自分にあてはめられることはほぼありません。しかし、1人で管理しているが故に、このような行動になってしまいがちです。



とにかく主体性が何よりも大切ね。
自分の価値観を軽視してしまうと、自ら発展しにくい環境を作ってしまうことにも繋がり、ひいては構築すべきサービスに上限を敷いてしまうことにもなりかねません。
そのため、経営者自身が少しでも疑問に感じるコンテンツであればサービスとして提供することはせず、継続することに心地良さを覚えるコンテンツをしっかりと創り出しましょう。
業務展開を妨げるマイナスの考え方


隣の芝生だけがよく見える
業務の展開を邪魔する最も危ない考え方が、何をやっても他人のことがよく見えるという状況かもしれません。
最近は、SNSの影響もあって、他人の人生が自分よりもスムーズであると勘違いしやすいことも多く、自分がそうでないことをネガティブに考える人もいるほどです。



SNSって良くも悪く影響が大きいですね。
つまり、多くの方が他の人のSNSに悪い方向に感化され、自分さえも望まない自分を演出せざるを得なくなっているのです。



SNSに振り回されている感覚は怖いね。
結局のところ、SNSそのものが最終目的になっているケースは非常に目立ち、自分を無意味に「映え」させるだけのSNSに運営者自身が飽きてしまう状況となり、そのままフェードアウトしていくだけなのです。



ほとんどのSNSユーザーに当てはまりますね。



SNSって自分を見失うリスクも大きいからね。
さて、1人会社としてSNSを活用するのであれば、まず自分の会社の良さをきちんと認識し、ありのままの姿を「粉飾」せずに発信していかなければなりません。そして、ここで再度確認すべきなのが、他人の姿を絶対に参考にしないことになります。
これは、SNSに限ったことではなく、自社サービスはもちろん、ブログや動画などのコンテンツにも言えることで、1人会社を運営するための意外な力となるのが、自分はまだまだやれることがあるという意識付けです。何から何まで他人を模倣することなく、自身のやり方のみで構築していくことが求められるでしょう。
今の流行に乗っかりやすい
また、比較的若い経営者に見られる傾向として、何でも現在流行っているモノを業務に取り入れようとすることではないでしょうか。



特に日本人は新しモノ好きですからね。
それ自体は何も悪くないものの、問題は「誰かがやっているから」という受け身な状況が背景にありがちだという点です。そして気が付けば、コンテンツすべてがみんな同じという状況はよくありますよね。



多分そうするのが楽なんだろうね。
サービスの流行とは、通常、特定の会社が意図的に要素を構築し、そこに宣伝を打ち、その効果により多くの人がサービスを利用することで結果的に流行していると判断されるわけです。



乗っかるのではなく最初に作る立場になることですね。



でも、それが一番難しいね。
流行への乗っかりは、業務展開に対してクリエイティブ性を喪失する大きなリスクを生みやすいことから、1人社長であれば逆に全く意識しないようにすることを心がけねばなりません。
ツールを何でも中途半端に使いがち
現在、ネットには数多くのツールが溢れており、1人会社の経営にも役立つモノばかりです。しかし、経営者の中にはあらゆるツールを中途半端に使う人もいて、結局1つもサービスを上手く使いこなせない状況になる人もいます。



好奇心だけでは続けられないですね。
便利なツールって基本的に1つ、多くても2つくらいにしか増えないのですが、それ以上のツールを使っている人は、自分でも気づいていないほどツールの使い方を知らないことが多いでしょう。



あまり多いと持ってることも忘れちゃうよ。
時として、あまり使いもしない有料ツールであるのにもかかわらず、使い分けしたいという目的で無意味に複数登録している経営者もおられます。毎月課金されるサブスク形式のツールも多いので、やはり経費的にも無駄なことはしないようにしてください。
実際のところ、ツールをこのように中途半端に使おうとする経営者は、物事の良さを見極めようとする気持ちが欠ける傾向にあり、結果的に自身の会社のブレない業務展開にも必ず悪影響を及ぼすことでしょう。
【1人会社の業務展開において再確認すべき事項】のまとめ
ここでは、1人で会社経営を進めるために当方の経験に基づき、再確認すべき点を独断的視点で紹介してまいりました。
最初にツールのお話をしましたが、紹介したツール以外にも、ネットマーケティング関連では「キーワード検索ツール」と呼ばれるものも役立つと言われます。
しかし、当方では全く必要のないツールとして認識しており、なぜなら、本当に役立つキーワードは専門家が分析したとしても簡単には導き出せないからです。
また、経営者の価値観の重要性にも触れましたが、会社を経営していく上で、現在ストレスを感じずに上手く進められている業務があるのであれば、その価値観と同じ方向性で新たに発展できる努力をすべきでしょう。