
かつては外国人からも男尊女卑の印象のあった日本人、今でも根強くの残っている部分はあるものの、以前からするとかなり改善され始めた感じはします。
むしろ、最近は特に日本人男性は以前と比較すると立場が少し弱くなり、日本の女性が一段と強くなったと言えるのかもしれません。

でも、まだ女性が冷遇されている感じね。
そんな中、今日の社会では、結婚生活も多くの夫婦が共働きすることが日本でも当たり前になっていますが、男性の女性に対する「優しさ」のあり方も、以前とはずいぶんと形が変化してきているようです。



優しさって難しいよ。
また、近年は国際結婚もかなり多くなっていることから、日本人男性の優しさが、外国人女性にとってはどう映っているのか気になる部分でもあり、今回はここに焦点を当てて見ていきましょう。
外国人女性の求める優しさの日本人との違い


まず、外国人、特に女性の求める優しさをチェックしましょう。日本人の言う優しさって一般的にどんな感じでしょうか?おそらくは「相手を気遣うこと」と同一視されている方が多いのではないかと思います。
当方は、外国人女性と接するたびに「優しい男性って具体的にどんな感じ?」って質問することが多く、その回答を聞くたびにいくつかの定義を見出しました。それは、日本人にとってのそれとは若干違うようです。
いざという時に力になる頼もしさ
外国人女性にとっての男性的な優しさのうち、最も必要とされているのが「頼もしさ」かもしれません。一般的にこの基準は、男性に対する価値の見極めに大いに活用され、男性の本気度の見極めでも重要な部分を占める基準になるでしょう。



女性が良く見ている部分ね。
この頼もしさは、いわゆる「トラブル解決能力」に他ならず、女性が遭遇した困難にいかに確実に対応できるかという側面を持っているのです。それは、経済的・物理的なものもありますし、精神的なものである場合もあります。



これは自信がないな。
いわゆる「頼りがい」のある男性、これこそが外国人女性が男性に求める第一条件なのです。しかし、日本人男性は危機管理意識が強いものの、実際にトラブルになった時に解決能力がかなり低いことも少なくありません。
心地よい安心感が得られるマメさ
また、外国人女性にとって重要なのが、男性的なマメさ。より分かりやすく言えば、「心配能力」みたいなものかもしれません。
女性の中には好きな人と常にベッタリしていたいという人もいますが、必ずしも、外国人のすべての女性がそうというわけではありませんが、そばに居ないときにも、何かと心配はしてほしいという気持ちは相当高いものです。



確かに、そういう女性も多いね。
この根底には、常に一緒にいるときのような心地よい安心感を得たいという強い思いがあり、マメに連絡をすることやメッセージを求めることは必然的なことでしょう。
これは日本人的な予定調和的な気遣いとはちょっと異なり、より精神的なつながりを途絶えさせないための具体的な確認行為のような性格を持ちます。



連絡をないがしろにしてはダメだね。
外国人女性は、このマメさがないことで、男性に冷たくされたと感じる人は極めて多いことから、逆に1つのルーチン作業を何度もできるような日常的なマメさが備わっているだけで、男性側も常に女性に意識してもらえるように仕向けられるのです。
他の女性には与えない強い特別感
そして、外国人女性が求める優しさと聞いて納得するのが「特別感」です。つまり、むやみに女友達に優しくせず、自分だけに優しくというのが求められます。
女性の独占欲に似た感情は、女性が男性に好意を持ったとすれば、男性が特定の女性に与える特別扱いによって芽生えるのはもちろん、時間が経過するにつれてより強くなっていく傾向にあるでしょう。



これも女心かもね。
万が一、男性がパートナーの女性に対するものと同じような扱いを他の女性にしてしまうと、それは特別なものではなくなり、パートナーには優しくない男性と思われることもあるのです。



常に1番でいたいという感じか。
日本人男性の優しさは認められにくい?


本来、「優しさ」を持つ男性はどこに行っても受け入れられやすいはずなのに、日本人男性の優しさはなぜか認められにくい傾向にあります。
まあ、日本人は男女を問わず、欧米人の真似をしてしまうこともあるため、特に男性は外国人女性からすると様になっていないことが挙げられるでしょう。
口だけの優しさと認識されやすい
日本人男性に分が悪いのは、優しさも1つの演出だと思われることがある点です。相手の外国人女性との距離が相当近ければ問題はないのでしょうが、そうでなければ単なる口先だけの優しさだと受け取られかねません。



すぐバレやすい。
また、日本文化を理解して日本国内にいる外国人女性であれば、日本人男性の優しさも理解してもらえるかもしれませんが、海外在住の人になるとかなり難しくなるでしょう。
特に、日本人男性は、「レディーファースト」などの習慣をもともと持っているわけではないので、外国人男性の真似だけをしても違和感を抱かれてしまいます。



逆に軽薄に思われるかも。
実際にトラブルを解決しにくい実情
それでも、やはり日本人男性の優しさが受け入れられにくい理由として、前に述べた「トラブル解決力」が欠如しているために、実際にトラブル解決ができていない実情があるからです。



結果論でもあるけどね。
これにより、解決してほしいのに結局何もしてくれないという実感を日本人男性に対しては抱きやすく、優しさに物足りなさを感じてしまうでしょう。
男性として積極的にガンガン解決してくれること。この勢いこそが、外国人女性が求める優しさの中には現れていなければなりません。



力強さが大事なんだね。
日本人の実像との著しいギャップ
日本人に対して抱きがちな男尊女卑の固定観念も外国人女性にとってはマイナスの要素であることから、これにて日本人男性を最初から敬遠するケースもあります。
最近は、メディアが恣意的に日本人は男性がこうあるべきという未来像を描いていることも多いものです。
実像とは一概に比較できないものですが、外国人女性にとってはイメージ確立の重要な部分となっています。



イメージって怖いね。
それでも、多くの外国人女性が最初から日本人男性の優しさに失望しているわけではなく、彼女たちも様々な日本のアニメやドラマなどのメディアを通して日本人男性的な良さを事前に認識していることも多いでしょう。



これはどう反応しようもないね。
外国人女性に認められやすい「優しさ」の実例


既に述べてきた外国人女性に対する「優しさ」の概念。簡単に言えば、発言に行動が伴っていることも重要ですが、ここでは、当方が実際に外国人女性にやって喜ばれた「優しさ」の実例を見ていきましょう。
料理を作ることや家事一般の実践
基本的に、海外では料理を作ることを含め、家事の実践は男女ともにするべきことで、それはお互いが仕事を持っているからです。
日本では家事ができることで女子力があると認識されることも多いですが、海外ではできてもできなくても女子力が高いこととは関係がありません。



メディアの影響も大きいね。
これは、単に誰かのためにできるということにすぎず、海外では男性が料理を振舞っても当然男子力が高いということにはなりませんし、あくまで相手のために行動できる「優しさ」の一環と捉えられます。
そして、女性にも家事ができない人はいますし、逆に男性がやることで女性に対する行動力を「優しさ」として示すことが可能だということ。これを男女力として処理してしまう日本人は、どうしても男女分けてやるべきことを暗黙の了解にしてしまいがちです。



最近は日本人男性も料理を作る人が増えたよ。
職場への迎えや病院への付き添い
海外ではごく当たり前に見られる送り迎え。また、住んでいる場所の関係で、送りはできなくても、一般的に好きな彼女を職場や学校に迎えに行くのはお馴染みの光景です。
しかし、女性が男性を迎えに行くパータンもあるので、決して男性だけの優しさではありません。



私は迎えに来られるのはあまり好きではないけど。
また、病院に付き添っていく行為も愛情表現の1つとしては有効であり、男女ともにそれを相手に実践することで優しさを表現できます。
日本人だと仕事で行けない場合もあり、付き添いなどできないことも多いものですが、できるかぎり都合をつけることができれば十分な優しさとして相手に伝わることでしょう。



かなり近い関係だといいかもね。
これも、既に述べた特別感のある「優しさ」であり、長期的な関係の維持には決して欠かすことのできないものです。
商品やサービスに対するトラブル解決
女性は、男性よりもモノを見る目が厳しく、お金にもかなりキッチリしていることも多いですよね。
それだけに、デートや旅行中にサービス代価や商品に対するトラブルも時折起きてしまいます。



私の知り合いにもいるね。
外国人女性も同じで、買物で値段が高すぎって気付くと女性はお店に行って真相を確かめに行くものですが、日本人男性は面倒がって曖昧に済ませることも少なくありません。
ここで、男性が率先してお店に行って事情を確認するのであれば、頼りがいのある「優しさ」を持っていると認識されますが、それができないと2人の間にはまだ愛が足りないと思われてしまうこともあるでしょう。



これは僕も経験があるよ。
しかし、日本人男性はここでも調整力が大変弱いことも多いので、これを見ても外国人女性から見るととても頼りなく思えるのです。
外国人女性が求める「優しさ」力を向上させるには?


ここまで見ると、日本人男性は、外国人女性が認識する「優しさ」が欠如しやすいのがご理解いただけたでしょう。しかし、重要なのはどうやって外国人女性が望む「優しさ」へと向上させられるかという点であり、多くの人が疑問に思っていることなのです。
積極的にさまざまな知識や技術を吸収する
いわゆる外国人女性のための「優しさ」力をアップさせるには、やはり現在持ち合わせていない知識や技術を各ジャンルにて身に着けていくしかありません。
ここで求められる優しさとは「心の余裕」と大きく関わっており、人生経験値が高いからこそ提供できるものなのです。



自信のある優しさね。
トラブルの解決にしても、その役立つ情報やコミュニケーション能力を身に着けているからこそ可能となることもあり、それはいつ役立つかは予測できないものの、少なくともいろんな場面にて問題解決の糸口になります。



経験もモノを言うね。
できるだけ他人に依存しない行動を心がける
また、頼りがいのある「優しさ」を実現させるには、自ら他人に依存しない行動が必要となります。
世の中には他力本願な人も多く、自分で解決することさえも考えないことが非常に多いからでしょう。



女性も男性も同じね。
他人に依存しない経験はそのまま自信となり、たとえ経験をしていないジャンルであっても問題解決のモチベーションを高めてくれます。
結果的に外国人女性が求める「優しさ」を提供できることになり、人間的な印象に対してもかなりプラスに作用するのです。



自己解決できる男性はカッコいいよ。
そのため、特に外国で生活する場合、他人に依存しない行動は、経験値を短期間で高めやすくもなり、優しさにも説得力が備わりやすくなるでしょう。
他人の考え方や思いを絶対に否定しない
特に海外に住む外国人女性に対する「優しさ」の質を上げるために、日本人男性にいつの時代も必要とされるのが相手の考えを否定しないことです。



これは本当に大事ね。
日本人は日本人同士では妥協点は生み出しやすいものの、外国人相手だと同じ土俵に乗ることも億劫で、そもそも相手の考え方や思いを理解することが苦手です。
もちろん、相手を傷つけない素振りを見せるものの、遠回しに否定していることも少なくありません。



文化的価値観の違いって一番難しい。
まとめ
「優しさ」って考えれば考えるほど難しいものです。自分にとっての優しさも相手にとっては優しさに感じられない場合もあり、これが日本人や外国人に関係なく大いにあり得ます。



文化が違うからね。
しかし、外国人女性の求める優しさとは、常に精神的結びつきを感じさせるような比較的レベルの高いものであり、日本人男性が外国人女性との付き合いの中で著しく困惑しやすい部分でしょう。



気が抜けないね。